北ローヌの地で、自然派ワインを代表する生産者として知られるダー エ リボ。
当主のルネ ジャン ダールと数十年来の友人でありパートナーであるフランソワ リボの二人によって運営されるドメーヌです。
ワインの評価も非常に高く、多くの自然派ワインファンを魅了しています。
その一方で、権威的なワインジャナーリズムを嫌い、
メディアへの露出が極端に少ないために、
知る人ぞ知る存在なんです。
ルネ ジャンは言います。
「もう自然派ワインを代表する生産者と言われるのは、嬉しくないんだ。
僕達は、ずっと昔から美味しいワインを造ろうと努力し続けてきたけど、
ただ当たり前のことを積み重ねてきただけなんだ。」
ルネ ジャンは、彼が15歳のときに亡くなったお父さんから譲り受けた
2haのブドウ畑を持っていました。
亡き父の跡を継いで15歳の時から、ワイン造りを始めます。
何も分からない、ルネジャンは、父のワインと同じ様に
昔ながらの造り方でワインを造ります。
分からないときに聞いたのは、
父の友人の近所の人たち。
その人たちも、70〜80歳の人たちばかりなので
自然と昔ながらの造り方になっていったのです。
ダール エ リボを訪れて驚いたのは
訪問者の多いこと。。。
訪問者と言うのも、近所のおじさんたちです。
私たちが訪問したときも(2010.10)、数名が入れ替わり立ち代りやってきては
タンクの中からワインを入れて飲んでいました 笑
挙句の果てには、私たちにまでサーブしてくれるほど。。。
ちなみに、この人はルネ ジャンの旧知の友達で
あだ名がそのままワインに!
名付けて「クローズ・エルミタージュ フフンヌ」
昨日、ルネジャンの所に車を忘れたからと取りに来たところを激写。
造っているワインの1/3は、自己消費(近所の人たちとの飲み)なのではないでしょうか・・・・
これぞ職人の手。
この手からもわかるように、
ダール エ リボのワインは手造りで、愛情たっぷり造られているんです。